微妙な色合い

 

看板職人(若手)だった頃、泣かされる人種の一つになんちゃってデザイナーってのがいました。

デザイナーさんの職業として、色にこだわるのはわかるんですが、ポイントを抑えないで何にでも色にこだわった結果、どうでもいいものが出来上がっちゃったりして、本末転倒になっちゃうときがあります。

今ではデーターのやり取りなんで昔話なんですが、デザイナーさんが色チップを前にウンウンと唸りながら色を決めていったんです。
で、この色チップってデザイナーさんなら誰でも持っていたんですけど、11枚つづりの回数券を分厚くしたものって感じで、皆さん購入するんですね。それが高いんです。ですんで、ちびちびと使うんでデザイナーさんの好きな色の傾向がわかります。
この色チップには番号が振られているんですけど、DICという色チップの番号は1番違いではほとんど見分けがつきません。でも、そこはなんちゃってデザイナーさん、あーでもないこーでもないと悩んだ末に色を決めても、当時はペンキを混ぜ合わせながら色を作るんで、色がぴったり一致する分けないんです。当時から色番号を自動的に調合する機械があったんですが、機械よりも職人さんの方がいろあわせが上手だったり(^^;
看板屋としては早く決めてもらいたい。だって、早く帰って『ひょうきん族』が見たかったんです。

で、看板を作るとデザイナーさんが確認と称して工場に見に来るわけで、そこでイチャモンが始まるんです。
『指定した色と違う!』

いや、あのね。工場の薄暗い蛍光灯の下で見る色と、実際にお天道様にさらされた屋外で見る色はぜんぜん違うのよねっと説明しても納得しない。そのぐらい当たり前に勉強しているもんだと思っていたんだけど、押し問答が続くだけだから『へいへい、仰せの通り』っと色を変えてしまうわけです。

結果、設置された看板を見て『やっぱりこの色でなくっちゃ』なんて悦に入るデザイナーさんに『渡された色チップとぜんぜん違う色ですよ』なんて言うわきゃありません(^^

元来、色なんて数値として客観的に示されますが、見る側としては主観的なものだと思うんで結果オーライってなモンです。

 

じゃあ、お前は微妙な色合いが判断できるのかって言われかねないのでやってみました。

Test your color IQ

 

ん~スコア21点でした。微妙~(^^;

Trackback URL

この記事にコメントする

カレンダー

2008年9月
« 8月   10月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ブログロール

スポンサーリンク

Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン